今から生物学的な話をするが、私は生物学者でも何でもないので、あくまで私の独り言である。
2022年の現在、世界中で猛威を振るっているコロナウイルス。何人感染し何人亡くなったなど数学的な話は、日々のニュースを見ていればわかるであろう。この世界中で起きていることが、大きなミソである。
2021年12月に理化学研究所が、欧米人と比べて日本人が感染しても重症化しにくいと言われるファクターXの存在を発表した。詳しくはそちらを調べて頂ければと思う。
では何故、日本人はファクターXを持っているのか。
それは遠い昔、日本がコロナウイルスによく似た疫病に襲われたのではないかと思う。その伝説が日本各地に残っている。それがアマビエだったり、土地によっては鬼だったりする。もっともアマビエは疫病から守るが、鬼は疫病そのものである。立場が違っても疫病に関する物語が日本全国にある。蘇民将来の物語も然りである。
つまり、日本を襲った疫病によって、それに対抗するファクターXが日本人のDNAに刻まれたのではないかと考える。
同じように、1346年ヨーロッパを襲った黒死病(ペスト)。ヨーロッパ人の1/3の人口が亡くなったと言われている。このペストの大流行が5年ほど続いた。今回のコロナ騒動も完全に収束するまで5年ほどかかるのではないかと思う。医学の進歩により、もう少し早いかもしれないが。これによってヨーロッパ人は、ペストに対するファクターXを持っているかもしれないと考える。
どちらも、ヨーロッパや日本と言った、局地的な流行である。だが今回は、世界中で広まっている。
一度コロナに感染し完治した者同士が結婚し、子供を産んだとする。隔世遺伝の現象を考えると、さらにその子供、孫にあたる子供は、生まれた時からコロナに対抗する遺伝子を持って生まれてくる可能性が高い。それが世界中で生まれる訳である。これはもう、新たな人類の誕生である。
ホモ・サピエンスではなく、新たなホモ・???とかに分類されるような事になるのではないかと考える。
イスラエルの歴史学者ユヴァル・ノア・ハラル教授が、著書「サピエンス全史」及び「ホモデウス」の中で、人類の歴史から未来までの「人とは何か」を書いている。この中で、グローバル化した新たな人類の誕生も示唆している。
生存競争において、ウイルスに耐性を持った人類と、持たない人類とでは、その差は歴然としており、5千年・1万年もすれば、この地球上からホモ・サピエンスは絶滅しているかもしれない。変わって、外見は同じだが、ウイルスに耐性を持った新たな人類が台頭している事と私は思う。
3万年前にネアンデルタール人が絶滅して、地球に台頭してきたホモ・サピエンス。そろそろ種の変換期に来ているのかも知れない。